それは『練りきり』という和菓子のようです
 昨日、日本の正月の風習が変わった、という夢をみました。

 正月料理は全部豚肉に統一されたのです。
 餃子と角煮と…という具合で、何を食べても胃がもたれる。

 で、口休めにはあれだ、と言われ指差す方に行ってみると、
 ちゃちな噴水がついた、水盆のようなオブジェがあります。
 水槽の中によくある石みたいなものが入っていて、水がはってあるのです。

 その中に、和菓子の色付き紙粘土によく似た、あの練りものみたいなのが沢山。
 色とりどりのその和菓子は、よく見ると全部小さな豚の形に細工してあります。

 恐る恐るすくって食べてみると、
 水に濡れてびちょびちょの和菓子(大体において全然好きじゃない)は、
 すごくマズいのです。
 それはそれは、マズかった。

 最悪だ、と思って目覚めました。
 おせちとかお雑煮とか、つまらんと思っていたけれど大切なのだなぁ。

 まるで食べ物のことしか夢にみないみたいなのも、能天気すぎる。
 誕生日前日にして、色々と反省しました。
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# by hollysplings | 2011-03-09 10:43
いつも楽しくて美しいとは限らない
免許の更新に新宿都庁まで出向いた。
数年前までいた職場の近くで、なんだか懐かしい。

と、ちょっとの間思っていたんだけれど、
その内、「最悪だ!」って毎日のように思っていた事を思い出して
その頃のようになんだかうんざりしていった。

想い出って美化されがちだけれど、そんなこともなかったという事実に
なんだかちょっと、スッとした。

正直でいいんじゃない、それ、って思った。
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# by hollysplings | 2011-03-04 11:54
TERIYAKI MACARONI
 岸野君に、いつも夢もみずにバカみたいに眠ったりする能天気なやつ、と言われた。
 でも、その夜に夢を見た。

 そこは外国のデパートの地下の食品売り場で、通りかかっただけなのに誰かがお前も
コンテストに出ろ、と言う。
 急いでるのになぁ、と思いながらも、参加することになった。

 パスタがテーマだったので、私はチーズマカロニを作ることにした。
 審査員は道ゆく人々なので、1人で100人分くらい作らなければならない。
 で、クマが行水できるくらい大きな鍋に、100人分くらいのマカロニを入れた。
 鍋を火にかけ、時間がないので他の食材を探しに行く。食材は食品売り場で勝手に
とってくるのだ。
 食品売り場がとても広いので、割と時間がかかって、茹ですぎたかもしれない、と
焦って戻ると…、

 私がかけていた鍋が火からはずされているじゃないか!
 びっくりしていると、横にアル・パチーノさんが立っていた。
 「パスタの湯で加減を知らないのか?火から外しといてやったぞ」
 彼は少し怒ったように言った。

 旨をなで下ろしながら礼を言うと、いかめしい顔で更に言われた。
 「味もつけといてやったから」

 すごい大きなお皿の上に、茶色のソースが絡んだマカロニがあった。
 何味ですか?と、恐る恐る聞いた。

 すると、アル・パチーノさんは、バカだなお前、という顔で
 「テリヤキ味に決まってんだろ」と言った。

 私は大きなショックを受けながら、軽い憎しみをアル・パチーノさんに覚え始めた。
 彼は私の作品として、それをコンテストに出そうとしているのだ。

 テリヤキ・マカロニは皿の上で湯気を上げながら、妙にテカテカと輝いている。
 そして、すごくマズそうだった。
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# by hollysplings | 2011-02-23 13:30
白い世界
 雪が降りましたね。家の前の道にはまだ少し残ってます。固いやつ。

 横浜市の片隅に住んでいた小学生の頃に雪が降った時、私は嬉しくて外に遊びにでかけました。
 遊んでいる内に寒すぎて、友達の家にみんなで避難。

 友達の家は卵屋さんでした。鶏舎があって、卵を量り売りするやつ。
 彼の家はみんなが知っています。鶏糞臭い家なんて他にないしね。

 春になると彼はみんなに仕入れたばかりのヒヨコを見せてくれました。
 その気があれば鶏舎の中にも入れてくれます。
 ブロイラーの鶏達はあまりに気が立っていて、近寄りたくはなかったけど。

 その冬の日に、彼のお母さんがおやつを出してくれました。
 おばさんは店番をしているので、いつも忙しそうで、無愛想な人。
 彼の家で、おやつが出るのはそう滅多にあることでもなかったはず。
 だから、みんな一瞬静かになって、こたつの上に置かれたおやつをじっと見ていました。

 それはかごに山盛りになったゆで卵だったからです。

 彼は美味しそうにバクバク食べていましたが、私は自分がそれを食べたのか記憶がない。
 けれど、あの薄皮と共に白みがはがれてくる、あまり丁寧ではないゆで卵ではなかったです。

 なんとなく、すげーなぁ、と思いました。
 今思うと、圧巻ってああいう感じかもしれない。
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# by hollysplings | 2011-02-16 22:58
カポーティ
hollysplingsのspecial thanksにも名前を(勝手に)連ねたことのある
トルーマン・カポーティの「夜の樹」を再読。
読んでみると、すごいんだけど、なんか不気味だな。

で、その後に「ティファニーで朝食を」を読んでみた。
20代前半に読んで以来、初めて読み返しましたが、
その当時はあまり印象に残らなかったのに、これがすごく面白かった。
不思議だ。

カポーティは小説の舞台によって、完全に豹変する何かがあって、
まるで違う人格のようなその二つが交差する感じが一切ないのがすごい。
どっちもすごく面白いのですが、私はハートウォーミングなアラバマものに
惹かれます。
昔は孤独なNYものをカッコいいと言いたかったので、クールな顔をしてました。
でも、多分それ、嘘です。
そういう嘘を積み重ねるのが、重要な気がしてました。いやぁ。

やはり20代の頃に手に取って挫折している「冷血」も今なら読めるのかなぁ?
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# by hollysplings | 2011-02-09 08:10


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